中国化学メーカーに損害賠償金6500万ドルの支払い判決=北京

【大紀元日本12月10日】航空会社の了承を得ないまま、中国化学製品メーカー「中国化学工業建設」大連支社が2000年2月に腐蝕性の高い化学物質を空輸したことで、機体が腐食し、廃棄された事件があった。マレーシア航空会社と海外の保険会社は「中国化学工業建設」大連支社を北京市高等裁判所に提訴したが、5年を経て、今月5日午前に判決が出された。同裁判所は、「中国化学工業建設」大連支社が海外保険会社に賠償金約6500万ドルを支払う判決を言い渡した。

化学品が漏れて飛行機を腐食

中国新聞紙「京華時報」の報道によると、2000年2月、「中国化学工業建設」大連支社はマレーシア航空にMH085便のフライトで「8-ヒドロキシキノリン」という化学工業製品を北京からインドマドラスまで空輸することを依頼した。この化学工業製品は固体の粉末と申し出ていたという。

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