第17回党大会:中央委員半数が退任見込み、激しい人事異動
【大紀元日本10月15日】中国共産党第17回大会は本日開幕する。北京の情報筋によると、今回の大会で胡錦涛は初めて中国共産党総書記として政治報告を行う。党大会は政権交代の場ではないが、胡錦涛が全面的に指導権を掌握する象徴的な大会であり、人事異動は予想以上に激しいと見られる。政治局の人事異動をはじめ、中央委員の半数も退任することになるという。
香港「明報」の報道によると、第16回党大会時に当選した中央委員は、すでに4人が病死、2人が免職し、現在の中央委員数は198人、そのうち今大会で退任する予定は120人以上であるという。
一部定年になった委員は、再任は不可能である。現役の委員、例えば、国家品質検査総局局長・李長江、国家審計署審計長・李金華、新華社社長・田聡明、国務院台湾事務弁公室主任・陳云林などは、中央委員に留任しないという。
指導上層部では、退任が確定した政治局常務委員と政治局委員、例えば曾慶紅、羅幹、呉官正、呉儀、曾培炎、張立昌、唐家旋などは、すべて中央委員を退任するという。
軍側の中央委員も大幅な異動があり、元海軍司令官・石雲生、元成都軍区司令官・王建民、元空軍司令官・喬清晨、元北京軍区司令官・朱啓らが退任予定。
最新情報によると、新たな候補者としては、注目されている地方と省部クラスの官員ら、例えば、農業部部長・孫政才、国防科学工業委員会主任・張慶偉、安徽合肥市委員会書記・孫金竜、河南省常務副省長・李克などがいるという。
(翻訳/編集・侍傑)
関連記事
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。
香港では「国家安全法」を導入したことで、国際金融センターとしての地位は急速に他の都市に取って代わられつつある。一方、1980年代に「アジアの金融センター」の名声を得た日本は、現在の状況を「アジアの金融センター」の地位を取り戻す好機と捉えている。
米空母、台湾防衛態勢に 1月29日、沖縄周辺海域で日米共同訓練が挙行された。日本からはヘリコプター空母いせが参 […]