中国の10歳の少女、手足を縛ったまま3キロ泳ぐ

中国で10歳の少女が手足を縛られたまま3時間かけて川を3キロ泳いだ。新華社が4日に伝えた。児童虐待との見方も浮上している。

新華社によると、湖南省出身のこの少女は長江の支流を3キロ泳ぎ、最終的にギネス世界記録に認定されることを望んでいるという。

少女の父親は「次回はさらに長距離を泳ぐ予定で、安全のため、わたしがボートで追走する」と話しており、娘のことを「水泳の神童」と呼んでいる。

中国では過去に8歳の少女が、バイクで追走する父親とともに、海南省から北京までの3560キロを走り切った例がある。このときは、国内メディアや専門家などが、このような過酷な運動は体へのダメージが大きく、成長過程にも影響を及ぼしかねないとし、虐待に近いと非難していた。

今回の水泳の件についても、世間では非難の声が挙がっている。新華社は「手足を縛って泳ぐなんて危険だ。もし筋肉がつり、おぼれたらどうするんだ」という学生の声を伝えた。

中国では来年8月の北京オリンピックを前にスポーツ熱が高まっており、記録更新に対する関心も強まっている。また、国民の間ではメダル獲得数が参加各国中トップになるとの期待感も高まっている。

[北京 4日 ロイター]
関連記事
法輪功の李洪志氏は「人類はなぜ迷いの社会なのか」を発表し、人々に堕落に抵抗し迷いから抜け出すことを促した。シドニー科技大学の馮崇義教授は、李氏の教えが「真、善、忍」に基づき、宗教的な倫理と人道を広く伝えていると評価している。
元北朝鮮駐英公使のテ・ヨンホ氏は、ロシアで戦う北朝鮮兵士に対し脱北を呼びかけた。テ氏は自由アジア放送のインタビューで「稀有な亡命の機会」と述べ、韓国への逃亡を勧めるとともに、兵士たちが金正恩のために命を犠牲にする必要はないと強調した。国を裏切る国の指導者、金正恩とはそういう人間ということだ。歴史には彼の汚名と犯罪しか残らないだろう。
ほんの数十年前まで抑止力の核を担っていた航空母艦(空母)は、もはやその力を失いつつある
スペイン東部を中心に10月末に発生した集中豪雨で、1日までに200人以上の死亡が確認された
スイスのチューリッヒ芸術大学は、中国のハルビン工業大学との共同プログラムを終了した。同校は協力終了の背景には、学位基準の違いや運営上のリスクがあるとしている。今後多くの大学が同様の対応を取る可能性が指摘されている