受動喫煙による死者、400万人の恐れ=中国

【大紀元日本9月8日】英バーミントン大学の張教授(K.K. Cheung)らの研究によると、現在中国の50歳以上の人口2億4千万人の中で、受動喫煙による慢性気管支炎や肺気腫によって、約200万人が死ぬことになると推測されており、受動喫煙による肺がんと心疾患の死者を合わせれば、死者は2倍になるという。

この研究によると、非喫煙者が毎週40時間、5年間にわたって受動喫煙の状態におかれると、慢性閉塞性肺疾患にかかる率は48%高くなるという。

張教授の話では、中国で毎年受動喫煙が原因で瀕死になる10万人の症例を研究したところ、その内の45%は肺部の疾患によるものだったという。

▶ 続きを読む
関連記事
抗生物質だけでなく、身近な薬も腸内細菌に影響する可能性がある――。中医学では胃腸を「土」にたとえ、体を育てる基盤と考えてきました。腸の乱れを別の角度から見直すヒントです。
むずむず脚症候群はパーキンソン病リスクと関連する一方、治療薬が発症を抑える可能性も示されました。最新研究が明かす両疾患の意外な関係と、正確な診断の重要性を解説します。
冬になると腰や膝が冷え、関節が動かしにくくなる――。中医学では、こうした不調は体の内側の冷えと関係すると考えられています。かぼちゃと小豆の「いとこ煮」は、巡りを整える養生食として親しまれてきました。
透析患者の命を脅かす心筋梗塞リスクを、魚油が大きく下げる可能性が示されました。大規模臨床試験が明らかにしたオメガ3の効果と注意点を解説する注目の研究報告です。
抜け毛や白髪は年齢だけの問題ではないかもしれません。中医学では、髪の状態は「腎のエネルギー」と深く関係すると考えられています。下半身の簡単なストレッチが、髪の健康を支えるヒントになる可能性も。