メルケル独首相訪中、人権問題提起、北京政府を批判
【大紀元日本8月29日】中国を訪問したメルケル独首相は8月27日、温家宝・首相と会談し、昨年5月の初訪中に次いで、再び中国の人権および権利侵害などの敏感な問題を提起した。独メディアは、シュレーダー前首相に比べ、メルケル首相は中国に対して直言し遠慮のない態度が、米国を連想させるとし、北京政府にとって挑戦状を突きつけられたようだと報道した。
ドイツ・テレビ2は、過去において欧州は、中国と良好な経済貿易関係を維持していれば良いとされ、中国も欧州からの批判を気にしなかった。しかし、昨年より欧州側は政策を変え、メルケル首相の断固たる態度により、中国は過去のようにいい加減な対処はゆるされず、なんらかの対応を示さなければ、双方の関係が維持できないと指摘した。
ドイツのメルケル首相は26日に中国に入り、27日から、中国の胡錦濤・主席、全国人民代表大会委員長・呉邦国、温家宝・総理などと会談、人権や、スーダンのダルフール地区での虐殺問題、地球温暖化などの問題について、議論を交わした。
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