【季節のテーブル】人を愛する『四季の歌』
【大紀元日本6月21日】「春を愛する人は、心清き人。夏を愛する人は、心強き人。秋を愛する人は、心深き人。冬を愛する人は、心広き人。」これは1972年に芹洋子さんが歌って大ヒットした『四季の歌』(荒木とよひさ作詞・作曲)の1番~4番のそれぞれの出だしの部分です。
心清き人は、僕の友達。心強き人は、僕の父親。心深き人は、僕の恋人。心広き人は、僕の母親のことだと歌われています。青春時代に出遭った友達の清らかな心が、初々しい人生の春を彩って一生の思い出になっている人は、どんなに幸せなことでしょう。真夏の空に輝く太陽のような父親の強い心は、逞しく生きていく意志を育ててくれる大いなる源です。秋に深まる陰影のある恋は、他者を愛する心の試練を与えて人類愛を築く礎とすることができます。人生の冬を生き抜く厳しさを包容していく力は、幼い心に注ぎ込んでくださった母親の慈しみから生まれるものです。
介護を受けているお年寄りが、『四季の歌』を合唱しているのに遭遇しました。透明で清らかなめぐみの風が、傍らをそっと遠慮しがちにそよいで行きました。幾千億の昼と夜の季節のめぐりを経た風が、この日の夕空を駆け巡っています。お年寄りの心は幼い子どものように、明るく微笑んで歌い終えました。この歌を歌うに相応しい年齢に達したことを、誰もが無言で承認しているような香気に満ちた安らぎが、夏至の空を分けるように広がって行きました。
(イザヤ・パンダさん)
関連記事
ローゼルは抗酸化成分が豊富で、血圧・血糖・脂質を下げ、がんやアルツハイマーの予防にも効果が期待されます。美容やダイエットにも有効で、薬食同源の代表食材として注目されています。
「血管の老化」が心筋梗塞や脳卒中を招く⁉ でも安心。ブロッコリーやリンゴなどの“若返り食材”と、1日3分の簡単運動で血管年齢は変えられる!
かつて菜食主義を信じていた有名シェフが、自然と命の循環を見つめ直し、再生農業の道へ。すべての命が関わる「ほんものの食」とは何か──その答えがここにあります。
人生のどん底で出会った一冊の本が、心と体に奇跡をもたらした──書道家や太極拳指導者、そして46年の病を抱えた女性。それぞれが法輪功に出会い、人生が一変した体験とは?
夜中に突然、ふくらはぎが激痛…その原因と対処法、そして予防に効く10の食材とは?中医学の知見を交えて、こむら返りの根本対策を紹介!