林保華:中国の報道の自由は単なるスポーツ報道の自由
【大紀元日本2月16日】中国の報道の自由が改善されるか否かは、国際社会の関心を集めてきた問題である。中共当局は、国外の記者の取材規制を緩和することを対外的に公表した。そして、ロイターが中国共産党(中共)元総書記・趙紫陽の秘書であった鮑彤に対して電話取材を行ったため、一部の記者は、当局が海外メディアに対する取材規制を緩和したと考えた。しかし、中共に長期間抑圧されてきた国内人士は、中共がまたもや空手形を切ってきたと断言している。この点について、ラジオ「希望之声」記者が、政治評論家・林保華氏に取材を行った。
林保華:中共が数年前にオリンピックの開催権を獲得した時、彼らは、人権の改善、報道の自由を改善すると称していました。しかし、数年経ってみると、私たちは、人権や報道の自由が進歩するどころかむしろ後退していると感じます。このため、昨年から、一部の人が、中共に対してコミットメントを実現するよう求めています。
中共当局は、今年1月1日からオリンピックの終了まで、外国記者の中国における取材活動の規制を緩和するとともに、外国及び香港の記者が特定の者に取材を行う場合、この特定の者が関係単位の同意を事前に得ておく必要はないと発表した。こうした限定的な措置について、林保華氏は、次のように分析している。
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