EU議会全体大会:ドイツ緑の党議員、中国の深刻な人権蹂躙指摘、北京当局を強く譴責
【大紀元日本12月19日】ドイツ・緑の党のヘルガ・トゥリュペル議員は12月12日、ストラスブールで開かれた欧州連合(EU)議会全体大会で、中国人権弁護士・高智晟氏が北京当局に秘密裁判されたことを知り、個人の尊重をまったく無視する中国共産党(中共)の行為と専制暴力政権のやり方を強く譴責した。
トゥリュペル議員は今年の11月20日~25日に、EU連合代表団の一員として北京訪問した。その時に、人権活動家・胡佳さんの妻の曽金燕(23)さんと1時間以上の会談を行い、中国のエイズ問題の深刻さと胡佳夫妻がエイズの救援事業を行った経過を知った。友好的な雰囲気の中で会話が進められ、曽さんが4年前に初めて六四天安門事件の真相を知ったことなどが伝えられた。胡佳さんは長期にわたり、外出できずに自宅に軟禁された状態であることから、議員は曽さんの安全も懸念したという。議員は曽さんの勇気を賞賛。当時は8人の私服警察が曽さんの後にホテルに入り、各フロア、エレベータを監視したという。
トゥリュペル議員はEU連合議会のエドワード・スコット副議長に次いで、中国国内の人権活動家と直接接触した2人目のEU連合議員である。
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