台北市内の現風景「新旧が混在する町並み」

【大紀元日本12月9日】2006年も押し詰まった師走の台湾・台北市内では、12月7日の台北市議・高雄市議選に向けて目抜き通りなどでは、選挙戦で候補者の幟などがカラフルにはためき、TVなどでは国民党党首「馬英九」氏の奮闘ぶりが連日のように伝えられていた。市内には南北に「淡水線」、東西に「土城線」などの都市交通システム(MRT)が現代的に完備されスマートに走り、モータリゼーションにも目を見張るほどの活発さがあるが、重慶南路近くなど中心街のあちこちには、旧日本総督府の建築物が今も保存され活用されている「昔懐かしい」原風景も残されている。

庶民の消費生活は旺盛で、「日式吉野家」など牛丼一杯が100元する割高な店から、「龍山寺」などの格安のマーケットまで、新旧が混在する多様な町並みだ。龍山寺では日本の「100円ショップ」に相当する「10元ショップ」があり、丁度日本の庶民感覚で言うと10元が100円に、100元が1000円に相当するであろうか、龍山寺の商人は商魂たくましく往来の人に声を掛けていた。龍山寺に限らず、市内の屋台で食事をすると、「炒麺」「米麺(ビーフン)」などは20-30元、しかし少量なのでさらに二品つけても50元、これに豪華な牛肉スープ50元をつけても100元(400円)を出せば、楽に一食間に合うのが庶民の外食相場だ。

現台湾総統府(旧日本台湾総督府)

総統府裏門での衛兵交代式(12月4日早朝、総統府にて)

現台湾大医院(旧台湾医院)入り口、朝から来院する多くの台北市民(12月4日朝、中山南路付近)

現台湾銀行(旧台湾銀行)

市議選も大詰め、目抜き通りに立ち並ぶカラフルな幟(12月4日昼:中華路一段付近)

市内屋台の外食料金表、これが一般的な「庶民相場」だ(12月4日夕:重慶北路裏)

「椰子の実」ジュースを売る屋台(12月4日夜:龍山寺)

市内228公園付近のセブンイレブン店内。「日式」なのだろうか、整然として日本国内と同様の配列だ。

早朝から法輪功に励む台北市民(12月4日早朝、228公園にて)

関連記事
日本でも人気の中華料理・刀削面はもともと山西省の一般家庭の主食でした。太くもちもちの面にパンチの効いたつけ汁を絡めて食べるのも最高ですが、料理人の手慣れた包丁さばきを鑑賞することもこの料理ならではの醍醐味と言えるでしょう。実は刀削面の調理法は歴史と深い関わりがあり、知られざる誕生秘話がそこにはあります。
ほうれん草は栄養満点のスーパーフード。目の健康や心臓病予防、がん対策、さらにはダイエットや肌のアンチエイジングにも効果が期待できます!食卓に取り入れて、健康的な毎日を目指しませんか?
中国には、「一日の始まりに必要な7つのものがあり、それは、薪、米、油、塩、たれ、酢、お茶である」ということわざがあります。お茶は中国の文化の一部としてなくてはならないもので、客人にふるまったり、食後にたしなんだり、その長い歴史の中で育まれてきました。
世界中の美しいカフェ10選を巡る旅へ。歴史と芸術、文化が交錯する特別な空間で、至福の一杯を味わいませんか?
吉祥寺マルイにて、台湾が誇る漢方食材や東洋の叡智を感じられる商品を販売します。さらに、台湾ならではの味を楽しめ […]