ロサンゼルス・タイムズ紙:死刑囚からの臓器摘出認めた中国、世界随一の死刑大国

【大紀元日本11月23日】ロサンゼルス・タイムズ紙は11月18日、これまでに死刑囚より臓器摘出することを否認し続けてきた中国共産党(中共)はこの頃、臓器移植手術用の臓器ほとんどは死刑囚からのものであることを認めた上、臓器移植を受ける患者は長期にわたり自国で臓器を待ち続けることができない外国人が大金を支払っている現状を報道した。

一方、中国日報英文版の16日報道では、中共衛生部の黄潔夫・副部長は11月14日に、広州で開かれた外科医会議で、「移植用臓器の出所は、少数だがごく一部分が出所不明で、ほとんどの臓器は死刑囚からのもの」と発言した。このことは、ここに十数年間、多くの雑誌やインターネットで問題になっている死刑囚からの臓器利用問題が「公然の秘密」であることを裏づけたものになった。

しかし、中共側は毎年処刑される死刑囚の数は明らかにしていない。アムネスティ・インターナショナルによると、中共当局が発表した死刑囚の数について、2005年のみでは、少なくても1770人が処刑され、全世界合計死刑囚の2148人の80%を占めたという。専門家たちは、実際の数字は数万人に上るかも知れないとみている。また、中国の処刑数に比べ、米国の死刑囚は毎年わずか60人しか処刑されていない。

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