【季節のテーブル】お札納めの「七」五三

【大紀元日本11月18日】「通りゃんせ、通りゃんせ、ここはどこの細道じゃ、天神様の細道じゃ、ちょっと通して下しゃんせ、ご用のない者、通しゃせぬ、この子の七つのお祝いに、お札を納めに参ります、行きはよいよい、帰りはこわい、こわいながらも、通りゃんせ、通りゃんせ」

童謡『通りゃんせ』は通りゃんせで始まって、通りゃんせの呼びかけで終わっています。七五三の止めのお宮参りは、七歳の時です。七つのお祝いに「お札」を納めると歌われています。伊豆諸島にある島(利島・新島)の伝承によれば、氏神さんから授かったハカセ(博士)と呼ばれる守り神を生後14日目に作ります。半紙で作ったハカセを七歳になるまで神棚に祀り、わが子の守護をお願いするのです。七歳までは神の子といわれる風習を伝えています。そしてわが子が七歳になると、ハカセ(お札)を氏神に納めて守り神をあの世にお返しし、自分の力でこの世を生きていく旅立ちを迎えるのです。行きはよいよい、帰りはこわいと歌われる童謡『通りゃんせ』のお札納めの刹那に、あの世からこの世へと子どもの心身の総体が象徴的に譲り渡されたと言えるでしょう。

▶ 続きを読む
関連記事
紀元前6世紀のアテナイで、深刻な貧富の格差から生じた負債奴隷の危機を救った伝説の政治家ソロン。独裁を拒み、富裕層と貧困層の「共通の盾」として中庸を貫いた彼の法改革と、正義を重んじた生涯を解説
魚に含まれるオメガ3脂肪酸やコリンは、子どもの脳や行動の発達に関わる可能性があります。研究結果と注意点、食べやすくする工夫をあわせて紹介します。
その不調、実はストレスではなく神経のサインかも?闘争・逃走モードにとらわれた体が発する9つの兆候と、気づくためのヒントをやさしく解説します。
子どもに本物の芸術体験を――その第一歩は家庭から。日常の中で無理なく文化に触れられる8つのアイデアを通して、感性と好奇心を育てるヒントを紹介します。
ふとした笑いやユーモアが、気持ちを軽くし、人とのつながりを保つ助けになることがあります。ただし、その使い方には少し注意も必要なようです。