中国甘粛省: 製錬工場汚染、村民2000人鉛中毒
【大紀元日本9月7日】中国甘粛省徽県水陽郷の村民が最近、相次ぎ体の不調を訴え、血中鉛の測定を行ったところ、鉛の含有量が基準値を超えていることが分かった。鉛中毒を起こしている村民はすでに2000人を超えており、うち約340人は子ども。専門家は、水陽郷新寺村の側にある鉛塊製錬工場が原因であると見ている。現地には病院が少ないため、村民と付近の住民は、隣省の西安市で治療を受けているという。
村民によると、新寺村から数百メートル離れた、学校の付近に鉛塊製錬工場が十数年前に建ち、汚染が広がったために今回の鉛中毒をもたらしたという。被害が最も多い場所は、新寺村6個組および牟壩村1個組で、2000人余りに波及したという。
調査によると、村の373人の児童のうち、90%以上が中毒と診断され、成人の多くも基準値を超えている。 1歳2ヶ月になる幼児は血中鉛含量が1リットル中619mgと診断され、最も重い中毒。6歳になる姉も鉛中毒で入院したという。鉛塊製錬工場の工員である父親・白志強氏は自分の子供が鉛中毒にかかっているとは知らずに、ただ病弱であることしか分からなかったという。
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