【モンゴル「草点」便り】タルバガン「草原に立つシッポ」(その1)
【大紀元日本9月3日】モンゴルの草原にタルバガン(リス科:モンゴルマーモット)がいます。体長50センチばかりで草食性、群れをなし、長さ2メートル位の巣穴を掘って棲んでいます。
食用にすると美味しく、タルバガン狩りをするモンゴル人は、長い耳のついた狐のような帽子をかぶり、ゆさゆさ振るおとりの毛玉を先にぶら下げた棒を片手に持ち、狐のしぐさを真似た踊りで巣穴に逃げ隠れたタルバガンを上手に誘い出します。
一旦は逃げ隠れたタルバガンですが、外の様子が気になって巣穴から顔を出し、きょろきょろと辺りを見回すと、向こうの方で何やら「変な?」ものが動いていますので、興味津々とさらによく見ようと、巣穴の上できょとんと立ち上がるのです。立ち上がってじっとしていますので、鉄砲や弓で射抜かれる格好の標的となってしまいます。
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