元内閣官房参与・中山恭子氏「国際テロに遭った日本人被害者を救出するのは、日本政府の使
【大紀元日本8月12日】旧大蔵キャリア官僚、国際交流基金常務理事、ウズベキスタン特命全権大使、内閣官房参与などを歴任、現在は早稲田大学大学院アジア太平洋研究科客員教授の中山恭子氏(66)が7月31日夕、東京都品川区の中小企業センター大講義室で、「グローバル・イシューズ総合研究所」の招きにより、「アジアと日本」というテーマで講演を行い、ウズベキスタンでの大使としての生活、中央アジア現地の情況、官房参与としての北朝鮮拉致案件について語った。
中山氏はまず、1999年8月から中央アジア・ウズベキスタンに特命全権大使として赴任した経験を述べた。中央アジアのタジキスタン、ウズベキスタン、パキスタン等、「スタン」は現地語で国を意味し、それぞれタジク人の国、ウズベク人の国、パキ人の国であると説明。旧ソ連邦に属した各自治領、カザフスタン、ウズベキスタン、キルギス、タジキスタン、トルクメニスタンの5カ国、これにアフガニスタンを加えた6カ国が中央アジアであると説明した。東に中国を臨み、北にロシア、西にカスピ海と東欧に隣接し、ウズベキスタンは戦略的な要地であると強調した。
同年夏、中山氏はキルギスで日本人鉱山技師4人がイスラム原理主義グループに拉致された案件を処理した経験から、後に官房参与として北朝鮮拉致案件に係わったという。ウズベキスタンの77%を占めるウズベク人は「日本人そっくり」の容貌をし、極めて親日的であると述べた。生活様式も畳こそなく絨毯であるが、夜は「敷き布団」「掛け布団」で就寝し、コタツで一家団欒を楽しんでいるという。現地人は「容貌だけでなくわれわれは日本人と心が似ている」と言い、日本人に対して、極めて好意的な社会だという。
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