沖縄駐留米軍、「パトリオット‐Ⅲ」を年内初度配備か

【大紀元日本6月27日】2006年末までに沖縄県の嘉手納基地、または嘉手納弾薬庫に、米国製地対空ミサイル「パトリオット‐Ⅲ」を実戦配備すると、日本政府に伝えたという。

パトリオット‐Ⅲの配備は、北朝鮮などによる弾道ミサイルの発射脅威を想定したもので、在日米軍の同型地対空ミサイル配備は始めてである。操作要員として陸軍兵士約500-600人が新たに沖縄に派遣され、4セットが配備される予定。日本政府は原則として、この方案を受け入れる見通し。

パトリオット‐Ⅲは、イージス艦が装備する防空システムを補助、連携して弾道ミサイルを追撃する。同型ミサイルの防空射程圏は、半径数十キロに達し、東アジアの米軍拠点となる沖縄地域の米軍施設の防空能力を高めるのが目的である。

この2種類のミサイルの連携射撃で、北朝鮮の中距離弾道ミサイル「ノドン‐Ⅱ」(射程は約1300km)をかなり高い確率で撃墜できるが、テポドン・ミサイル(射程は約3,500キロから6,000キロ)を撃ち落とすには不十分であるとみられる。

航空自衛隊は2006年度末に、埼玉県の入間基地で同型ミサイルを配備し、2010年度までに静岡県の岐阜基地と浜松基地、福岡の春日基地でも配備する予定。

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