王記者、告発を制止しようとしたCCTV記者を訴える考え
【大紀元日本6月24日】ホワイトハウスで行われた胡錦濤・中共総書記の歓迎式典(4月20日)で、胡総書記とブッシュ大統領に対して、中共当局が法輪功学習者を対象とした臓器狩りの虐殺行為を大声で告発したことで、中共指導者に対する騒乱の罪の訴訟は6月21日、米検察側が王記者の提訴を取り下げたことで決着を見た。王記者は、この残虐な臓器狩りについてメディアをはじめ国際社会にさらなる関心を寄せるよう呼びかけており、この告発の重要性を鑑みれば、歓迎式典での告発の際、王記者の口を塞ごうとした中共中央テレビ(CCTV)の記者の行為は許しがたいとし、訴える考えを示した。
関係者らは、同件の訴訟が国際社会で長引くことで、法輪功学習者を対象にした臓器狩りがさらに国際社会および中国国内で暴露されることを中共は恐れていることから、米政府に対して圧力をかけ、同件が3度も審議延期されたのだと分析している。
王記者は、「自分の行動が重要ではなく、同迫害の背景および迫害の残虐さは国際社会の関心が必要である」と述べ、中国の経済発展だけでは、中共の道徳を高めることも、中共の邪悪な本性を変えることもできないと指摘した。
関連記事
中国での臓器収奪を追ったドキュメンタリー映画「国家の臓器」の上映会が12月10日、参議院会館講堂で開催された。 […]
中国での臓器収奪とそれを利用した渡航移植の非人道的実態について、日本保守党の北村晴男議員が参院法務委員会で追及。渡航移植への罰則と入管法による上陸拒否の追加を強く提言した
良心の囚人からの強制臓器収奪が行われている問題を巡り、中国共産党(中共)政権への対応を求める国際請願に、世界で50万人を超える署名が集まった。請願はG7を含む14か国に対し、主導的な対応を取るよう訴えている
中国共産党が主導する違法な臓器収奪の実態に迫るドキュメンタリー映画『国家の臓器(State Organs)』の上映会を10日に参議院議員会館で開催。日本保守党の北村晴男参院議員は「やくざでも断るようなビジネスを展開している中国という国の実相を正面から見ていただきたい」と述べ、同映画を推奨した
新疆では、かつて漢人の比率は5%未満だったが、中共政府の大規模な移民政策で現在ではウイグル人を上回る勢いで増加。習近平政権は力による民族同化へと政策を転換し、ウイグル文化そのものの排除へと踏み込んだ。「日本も他人事ではない」