EU議会・副議長と台湾立法院長、中共について意見交換

【大紀元日本5月27日】欧州議会のエドワード・スコット副議長は25日、台湾立法院の王金平院長と会談し、中国大陸の政治、経済および社会現状について意見交換をした。スコット氏は、中国共産党(中共)政権の政治改革と人権擁護には、まったく進展がないと指摘した。一方、王氏は中共が国営銀行の不良債権を解決する能力があるかどうか懸念を表明した。

スコット氏は、「看中国」と題された国際首脳論壇に参加した後、王氏と会談を行った。台湾大学経済学部・張清渓教授、台湾大学政治学部・明居正教授、大紀元米国本部代表・聶森教授、台湾大紀元時報の曹慧玲社長等が同席した。

欧州議会で人権問題を担当するスコット氏は、人権問題を処理する原則として、人権問題が提起された国や場所を自ら訪ねることであると主張した。同氏はそのために、5月中旬に中国大陸を訪問したという。しかし、同氏は、「悲しいことに、大陸で見聞した状況は残念な結果ばかりだ。社会変化はわずかであり政治改革はゼロだった。経済における変化は比較的顕著である」と語った。

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