マカオ:メーデーデモ、市民と警官隊が衝突

【大紀元日本5月5日】マカオで1日のメーデーに、数千人規模のデモがあり、激高した市民が警官隊と衝突、マカオが中国に返還されて6年6ヶ月以来、最も深刻なものとなった。

「マカオ日報」紙の2日報道によると、デモ隊は出発後すぐに指定された行進経路を離脱、新馬路地区及び特別行政庁本部前で三度警官隊と衝突、警官25人、デモ隊にも負傷者がでた。主催者側の発表によると、デモ隊は5000人、警察当局は1500人と発表したが、現地記者によるとピークには3000人は参加していたという。

今回のデモは、不法就労を無くし外国人就労者を削減するのが目的で、「マカオ労働者民生協進会」「マカオ労働者連盟」「マカオ民生協進会」など、労働組合団体8個が共同主催、デモ隊の大多数が建築現場の日雇い就労者で、「闇就労」の問題を深刻視し、現地人の雇用機会に影響するのが不満だという。マカオの外国人就労者は、現在5万人になろうとしている。

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