豪メディア王、フェニックステレビから資金撤去、中国市場を断念か
【大紀元日本3月1日】ファイナンシャル・タイムズアジア版25日の報道によると、豪州メディア王のルパート・マードック(Rupert Murdoch)氏が経営する「ニューズ・コープ」社は、中国での経営戦略を検討し直し、香港のフェニックステレビ(「鳳凰衛視」)から全資金を撤去、中国投資から新しいメディア運営に転向する一説が最近浮上した。マードック氏は1990年代から、中国市場に進出するため中共政権に奉仕してきた経緯がある。
メディアのコンサルティング会社ウルフ・アジアグループ(Wolf Group Asia)社もファイナンシャル・タイムズと同じ論点を示し、「ニューズ・コープ」社は中国事業を展開するための本拠地「鳳凰衛視」に38%の株を保有しているが、このほど資金を撤回する動きが見られたと明かした。
ファイナンシャル・タイムズ紙は「鳳凰衛視」の執行委員の話を引用し、マードック氏は既に1年前、資金撤回の可能性を示唆していたが、このほど論じられた事業発展計画において、この問題が再び提起されていると報じた。一方「ニューズ・コープ」社の駐香港子会社の衛星放送局スターテレビ(Star TV)の経営陣はこの問題について黙秘し続け、取材を拒否している。
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