中朝国境地帯、軍事的緊張から観光へ
【大紀元日本5月29日】北朝鮮外務省スポークスマンは5月11日、平壌当局が5兆ワット試験型反応炉の中から8,000本の核燃料棒を抽出することに成功したと発表し、今後北朝鮮は独自で国内の核工業を発展させることができると強調した。報道によると、核燃料棒は核兵器を製造する為に抽出されたものであるという。北朝鮮はその後、六カ国協議を終えても、一貫して核開発問題を使って緊張状態を維持し、自国に有利な外交を展開しようとしている。
しかし、北朝鮮がこのような一触即発の演技をしている反面、現在の中朝国境地帯は、かつての軍事的緊張から観光ブームへと姿を変えつつある。
北朝鮮との国境に近い集安市は昨年まで、中国当局が駐屯部隊を増派していた場所であった。2004年1月、中朝国境地帯に大軍15万が増派され野営訓練と国境警備の交代勤務を開始した。当時の集安の情勢は緊迫しており、通化市駅の出口全てに人民警察が配置され乗客が検問された。年頭には瀋陽駅で兵士数百人が通化市への列車を待っていたが、その大半が補充された新兵であった。
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