袁紅氷教授、オーストラリアでのフォーラムで中国の現状について講演

【大紀元日本5月15日】5月11日ニューサウスウェールズ州の人権協会の招きで、オーストラリア亡命中の中国の自由主義法律学者・袁紅氷教授がメイン講演者として、同協会活動センター主催の「中共への決別と自由中国に関する公開フォーラム」に出席し、講演を行った。社会の各界から参加した50人近くの人は、その大部分が現地の西欧人であった。

袁紅氷教授は冒頭で、「今日の講演を通じて、西側諸国の皆様に、うわべだけの繁栄の裏に隠された本当の中国、正義のない中国、そして苦難の中国をご理解いただければ幸いです」と述べたあと、中国の現状について次のような分析を行った。中国の腐敗した独裁政権統治は、人類史上最大の官僚集団からなっており、癌細胞のように町や村を含め社会の隅々にまで拡散している。この中共の官僚集団が今なお存在するのは、国家テロリズムによって官僚が個人や家族の利益を確保しようとしているためである。「絶対権力は絶対腐敗を招く」という格言があるが、中国の現状が正にそうだ。この数千万人からなる巨大な腐敗官僚集団こそ中国の諸悪の根源であり、苦難の源である。そして、それがために、中国人は、本来持っていたはずの公正、理性、正義、良識および人間性をほとんど完全に失ってしまったのである。

中国には数々の苦難があるが、最も苦しんでいるのは農村出稼ぎ者、次いで失業労働者

▶ 続きを読む
関連記事
中国経済の減速が深刻化している。不動産市場の急落や消費低迷、デフレ圧力が強まるなか、債務残高は対GDP比で300%を突破。従来の投資主導策が限界を迎えるなか、当局が活路を託す先端技術・AI戦略の行方を追う
中国を製造大国へと導いた元首相・朱鎔基の足跡を辿る論評。WTO加盟や税制改革など現代の繁栄を築いた剛腕の功績と痛みを振り返り、現体制下で進む改革の形骸化を通じて全体主義の危うさを問い直す
中国で2025年、たばこ・酒販売店約32万店が撤退し、店舗数は前年比19%減少した。EC即時配送や新業態との競争、逆ざや、固定費高騰が経営を圧迫している
中国の人型ロボット企業・宇樹科技は上場初日に株価が公開価格の5倍超へ急騰後、3営業日で約45%下落。事業収益との乖離やAI・ロボット投資のバブル、IPO制度への懸念が広がっている
中国の7月の個人所得税収が前年同月比25.9%増加した。景気低迷が続く一方、中共当局は富裕層の海外所得やオフショア信託への徴税を強化。税収急増の背景と、土地収入減少後の財政を探る