2026年10月25日、セルビアの前大統領アレクサンダル・ブチッチ氏(Aleksandar Vučić)が選挙での敗北を認めたことを受け、首都ベオグラード中心部のスラビヤ広場で喜ぶ人々(Andrej Ivanov/Getty Images)

「一帯一路」関連の駅崩落事故が転機 セルビア議会選で学生勢力が勝利

セルビア議会選で、学生主導の新勢力「学生名簿」が過半数を獲得し、政権交代への道を開いた。運動の発端は、中国共産党(中共)の「一帯一路」関連事業で改修されたノビサド駅のひさし崩落事故。汚職や契約の不透明さへの抗議が、長期政権を破る力に変わった。

セルビアの選挙で、12年にわたって政権を維持してきた与党が大敗し、政権交代が確実となった。中国やロシアとの関係を重視してきたアレクサンダル・ブチッチ氏の政権に対し、大学生や大学教授、各分野の専門家らが集まった新勢力「学生名簿(Student List)」が支持を広げた。得票率は52%を超え、議席の過半数を獲得した。

開票が進むなか、ブチッチ氏は「われわれはこの選挙に敗れた。敗北はもはや決定的である」と認めた。

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