極超音速ミサイルの概略図(shutterstock)

米海軍 低コスト極超音速ミサイル配備へ

米海軍は空母艦載機への低コスト極超音速ミサイルの配備に向け、準備を進めている。飛行速度はマッハ5を超える一方、価格は米軍が現在運用する大型対艦ミサイルを大幅に下回る。大量配備が実現すれば、中共軍の防空システムに迎撃ミサイルを大量に消費させ、その後の攻撃につなげる飽和攻撃に活用できるとみられている。

香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストによると、このミサイルはブラックビアードと呼ばれ、カリフォルニア州の防衛関連スタートアップが開発している。艦艇だけでなく、地上目標への攻撃も可能だ。高価な従来型の極超音速兵器とは異なり、ブラックビアードは開発当初から低コスト化と大量生産を重視して設計された。

米国防総省は今年5月、議会に承認と予算措置を求め、今後5年間でブラックビアードを1万2千発以上調達し、陸海空軍に配備する計画を示した。米海軍は、2028~2031会計年度の平均単価を約38.5万ドルと見積もっている。

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