9月6日、グリーンランドの中心都市ヌークの住宅などの建物(Mads Claus Rasmussen/Ritzau Scanpix/AFP via Getty Images)

トランプ氏の新たな防衛線に阻まれる中共 海洋での北方拡張計画が頓挫 習近平の「海洋戦略」に米国はどう対抗しているのか(1)

中国共産党(中共)は2026年、最新の5か年計画に「海洋強国」を盛り込み、深海、極地、遠洋海運、海洋資源を国家の発展計画に組み入れた。北極地域では、中共政府はすでに2018年に「氷上シルクロード」を打ち出し、北極航路のインフラや鉱物資源への企業投資を奨励したが、米国とその同盟国が次第に強化する安全保障上の防衛線に直面している。

トランプ米大統領は9月22日、デンマーク、グリーンランドと新たな安全保障協定を締結し、米軍の立ち入りや施設利用を拡大するとともに、機微な産業への非同盟国からの投資に厳格な安全保障上の条件を追加した。分析によると、グリーンランドは北大西洋条約機構(NATO)の北極における防衛、重要鉱物、海上監視の体制に全面的に組み込まれつつあり、北極を通じて従来の海上輸送の制約を突破しようとする中共政府の構想は、正面から阻まれている。

中共政府が近年推進する「海洋強国」政策の範囲は、すでに沿岸防衛や海軍建設を超えている。

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