2024年11月25日、米国の裁判所は、中国共産党の代理人として活動したフロリダ州の中国系男性、李平(Ping Li、音訳)に禁錮4年と罰金25万ドルを言い渡した。李は2012年以降、中国共産党の情報機関の指示に従い、米国内の中国人反体制活動家や民主化運動の提唱者、宗教団体のメンバー、米国の組織に関する情報を提供していた。米国の法輪功学習者の個人情報も含まれていた(Mandel Ngan/AFP/Getty Images)

中国共産党政府に法輪功学習者の動向など情報提供した中国系男性 米司法省が国籍剝奪求め提訴 

米司法省は10月5日、帰化した40人の米国籍を取り消すと発表した。この中には、中国共産党(中共)のために法輪功学習者の情報を収集していた中国系男性、李平(61)が含まれる。李は外国政府の代理人として活動した罪で禁錮4年を言い渡されている。

李は30年以上前に中国本土から米国に移住し、米国籍を取得してフロリダ州に定住した。南フロリダ大学で数学とコンピューター科学の2つの修士号を取得。1998年からベライゾン・ビジネスでソフトウエアエンジニアとして勤務し、2018年にインドの情報技術企業インフォシスに転職した。

しかし、2012年以降、中国国家安全省の職員の指示を受け、米国内で中共政府が関心を持つ情報を長年収集し、同省に報告していた。対象には、中国人反体制活動家や民主化運動の提唱者、法輪功学習者、米国の非政府組織に関する情報が含まれていた。

▶ 続きを読む
関連記事
米8州が14日、子供への危害や保護者への欺瞞、消費者保護法違反を主張し、チャットGPT開発元のオープンAIを提訴。OpenAIは安全対策を強化していると反論している
トッド・ブランシュ米司法長官が単独取材に応じ、選挙の公正性確保や出産ツーリズムの阻止、中国の国境を越えた弾圧への対処など司法省の最優先課題を表明。「原点回帰」を掲げ組織再編への決意を語る
米財務省当局者は、中国共産党(中共)の資金洗浄ネットワークなど、国家安全保障上のリスクの軽減と報告をバンク・オブ・アメリカが怠ったと説明した。
米国とオーストラリアが共同開発する極超音速巡航ミサイルHACMが初の試験投下を実施。スクラムジェットの仕組みや開発遅延、コスト、中共のA2/AD戦略への対抗手段としての役割を解説する
米当局が民主党のイルハン・オマル下院議員の自宅を家宅捜索。刑事捜査の詳細は明らかにされていない。オマル氏は「政治的威圧」だと反発。捜索の背景に何があるのか