2023年5月25日、韓国・抱川市の昇津消防訓練場で行われた米韓合同軍事演習で、編隊飛行を行う韓国軍の無人機(Yelim Lee/AFP via Getty Images)

兵器は進化するも 戦争の「本質」は変わず 歴史が示す勝敗の原理

ドローン、人工知能、衛星監視など、戦場を一変させる新たな技術が次々と登場している。だが、戦争の姿がどれほど変わろうとも、その本質まで変わったわけではない。歴史を振り返れば、戦争の勝敗を最終的に左右してきたのは、兵器の先進性だけではなく、兵力と資源を投入し続ける力、地理や兵站、そして何より戦いを継続する政治的意思だった。

現代の戦場もまた、こうした原理の例外ではない。

戦いの道具や手法は世代ごとに進化してきた。しかし、勝敗を決する根底の要因は、頑ななまでに変わらない。軍事理論家たちは古くから、戦争の「様相」と「本質」とを区別してきた。様相とは、その時々に変化する戦術や技術のことである。一方、本質とは、時代を超えて作用し続ける人間的、地理的、政治的な諸要因を指す。

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