習近平が江沢民を異例の礼賛 党大会にらみ権力固めか
中国共産党の習近平がこのところ、元総書記の江沢民を異例ともいえる形で称賛している。専門家は、その背景には、共産党大会の次回開催を前にした習近平の権力維持に向けた思惑があると分析している。
専門家によると、習近平は政権発足当初、江沢民や江沢民派の実力者だった曽慶紅氏らの勢力が自身の権力基盤を脅かすことを警戒し、強力な締め付けを進めてきた。しかし現在は情勢が変化し、社会全体からの圧力に習近平自身が不安を感じる中、江派の残存勢力を取り込む方向に転じたという。自らの地位に挑戦しないことを条件に、彼らと妥協し、協力を取り付けようとしているとの見方だ。
シドニー工科大学の馮崇義副教授は、「私を失脚させない限り、あなたたちは黙って金を稼げばいい。こちらも大目に見るし、場合によっては傘下に取り込む。習近平による江沢民のいわゆる追悼は、権力をめぐる駆け引きだ」と指摘する。
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