遺伝子編集の模式図(ShutterStock)

上海で遺伝子治療後に男児死亡 中国バイオ産業の急発展に潜むリスク

中国で進められている最先端の遺伝子編集治療をめぐり、深刻な安全性への懸念が浮上している。米医療情報サイト「STAT」は8月5日、上海のバイオ企業「輝大基因(HuidaGene)」が実施したデュシェンヌ型筋ジストロフィー(DMD)向けの遺伝子編集治療の臨床研究で、4~8歳の男児が治療後に死亡していたと報じた。

同社は2025年8月に発生した事案であることを認め、患者は高用量のアデノ随伴ウイルス(AAV)ベクターによる全身投与後、補体およびサイトカインの過剰な活性化を背景に急性呼吸窮迫症候群(ARDS)を発症したと説明した。

先月23日にも、科学誌「Science」が上海の研究チームによる脳を標的とした遺伝子編集治療で、発達遅滞のある6歳女児が死亡した事例を報じていた。

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