12式地対艦誘導弾(防衛省提供)

中国沿岸部を射程に 国産12式地対艦誘導弾 空中発射型が飛行試験

政府は先月30日、国産の12式地対艦誘導弾の空中発射型について、飛行試験を実施した。同ミサイルは最大射程約1000キロを有し、台湾周辺海域や中国沿岸部の一部を射程に収める能力を備えるとされる。防衛能力の抜本的強化に向けた取り組みの一環と位置付けられる。

7月30日、航空自衛隊岐阜基地(岐阜県)周辺で航空機愛好家が撮影した写真には、三菱F-2B戦闘機の主翼下に、弾頭を搭載しない12式地対艦誘導弾改良型(空中発射型)の試験弾2発が確認された。この画像により、同改良型が飛行試験段階に入ったことが公の場で初めて裏付けられた形となる。

今回の試験の主眼は、ミサイルの空力特性および機体に加わる構造荷重の検証にあるとみられ、今後予定される分離試験、さらには実弾射撃試験に向けた基礎データの取得を目的としているもようだ。

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