2026年7月24日、スペイン・マドリード西方約80キロに位置するセブレロス地区(Cebreros)で、山火事により炎上するオリーブの木。マドリード州ではこの時、観測史上最悪規模の山火事が発生し、約4万人が避難、または屋内待機を命じられた(GettyImages)

猛暑が欧州の食卓を脅かす 野菜・穀物減産 食品価格高騰の懸念

欧州で今夏、猛暑や干ばつ、山火事が農業を直撃している。フランスでは一部野菜の収穫量が半減する恐れがあり、スペインでは穀物生産量が500万トン超減少する見通しだ。オリーブオイル価格も今秋に再び上昇する可能性が指摘されている。

英紙ガーディアンによると、欧州各地の農業関係者は、異常気象による収穫量の減少と生産コストの上昇に警鐘を鳴らしている。経済学者は、今夏の熱波が今後数か月で食品価格に波及し、その影響はイラン紛争によるエネルギーや肥料価格の上昇を上回るとみている。

フランス野菜生産者協会(Légumes de France)は、レタス類やニンジン、ポロネギ、ニンニク、タマネギなど数千トン、数千万ユーロ相当の農産物が被害を受けたと発表した。降雨不足により、一部作物の収穫量は半減する見込みだという。

▶ 続きを読む
関連記事
フランス各地で10月17日、生活費の上昇や学校環境の悪化に抗議する反政府デモが起きた。しかし、多くの平和的なデモが暴力、放火、略奪へと発展し、全国に広がった。
中国人留学生が台湾の総統を指でつまむように撮影し、「制圧した」とSNSに投稿。「習近平にも同じことができるのか?」
中東情勢が急激に緊迫した。10月15日、親イラン武装組織フーシ派がイエメン大統領府にミサイルを相次いで発射し、首相の警護員2人が死亡した。
中国共産党大使の「武力を用いれば簡単に勝てる」との趣旨の発言に、フィリピンのマルコス大統領が「脅しに近い」と不快感を表明。南シナ海を巡る中比の対立が、外交の場でも深まっている。
アルジャジーラの潜入調査で、カンボジアの中国系実業家・鄧丕兵と中国共産党当局の接点が浮上した。鄧は中共軍に広州へ呼ばれ秘密協議を行ったと証言。中国共産党当局がカンボジア政府内部の人物に内通者になるよう持ちかけたとも語った