中国のパスポートを手に持つ中国人男性(Omar Havana/Getty Images)

中共が出入国規制を強化 パスポート申請から出国まで制限拡大

中国では、パスポートの申請に何段階もの審査を受ける必要がなくなり、一般市民の私用での海外渡航に対する規制が緩和され始めたのは、1990年代後半のことだった。しかし、中共が7月31日に公布した新たなルールは、これまでの規制緩和に大きく逆行する内容となっている。パスポートの申請から出入国まで幅広く制限される可能性があり、出国制限を執行する権限は「県の出入国管理機関」にまで付与された。中共がまた「鎖国」に向かう強い兆候だとの見方も出ている。

中共は7月31日、「国務院の出入国管理に関する規定」を発表した。9月15日から施行される。

規定は全19条で、主に出国時の安全リスクへの対応、申請理由の事実確認、出入国制限措置の整備、仲介サービスの規範化などについて定めている。

▶ 続きを読む
関連記事
中共国営テレビがミャンマー北部の詐欺拠点「壊滅」を報道し、被害者の腎臓摘出体験も紹介した。一方、海外調査や米司法文書では、一部詐欺組織と中共公安・国家安全部とのつながりが指摘されている
「有名ブランドなのに安すぎる」?中国でまた、偽物のスキンケア商品を作る地下工場が摘発された
朝5時半から夜10時まで学校、毎日試験。中国各地で学生の飛び降りが相次ぐ。中国の子供たちに何が起きているのか
中国でまた「連休明けに職場が消えた」。近年繰り返される笑えない連休明け
習近平の健康状態をめぐり再び注目が集まっている。米メディアは、訪米時に中国側が5時間の休憩時間や専用休憩室を求め、歩行距離や立っていられる時間まで考慮して日程を組んだと報じた