(Jorge Guerrero/AFP via Getty Images)

6万人がスペイン領セウタに不法越境 欧州でシェンゲン資格停止論

7月30日夜、北アフリカにあるスペインの飛び地セウタで、異例の深刻な国境危機が発生した。数万人が海路や陸路でモロッコから不法に越境し、少なくとも57人が死亡した。突如として押し寄せた大規模な移民流入を受け、EUの複数の加盟国は、スペインのシェンゲン圏(加盟国間ではパスポートコントロールが原則不要で、旅行者は一度の入国審査で圏内を自由に移動できる)参加資格を一時停止するよう求めた。

スペイン内務省によると、7月30日以降、約5万人がセウタに入ったが、31日までに、その半数に当たる約2万5千人が自主的にモロッコへ戻った。一方、セウタ自治政府は、過去数日間に約6万人が流入したと推計している。

大勢の人々が検問所に押し寄せたことで、国境警備は一時的に機能不全に陥った。泳いで越境しようとして溺死した人や、タラハル海岸のフェンスを突破しようとした際、押し寄せた人々に巻き込まれて死亡した人もいた。

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