2025年初めのレアアースをめぐる対立後、アメリカが中共に対して一時的に抑制的な姿勢を取った(shutterstock)

米中貿易戦争で米国が握る「構造的優位」 鍵は同盟国との連携

米中対立が激しさを増す一方、中国共産党(中共)は依然として、アメリカやその同盟国からの先端技術製品に大きく依存している。さらに、輸出主導型の経済成長を維持するうえでも、アメリカや同盟国の市場を必要としている。このため、アメリカは米中間の経済競争で、今なお重要な構造的優位を握っている。アメリカが同盟国と協力すれば、中共に対して圧倒的に優位に立てるとの分析がある。

一部では、レアアースをめぐる攻防や半導体の輸出規制を巡り、中共が優位に立ち、アメリカの立場が弱まっているとの見方もある。

しかし、著書『通商の支配 対中競争で続くアメリカの経済的優位』の共著者で、スタンフォード大学ナイト・ヘネシー奨学生のベン・A・ヴェイグル氏と、ダートマス大学政治学教授のスティーブン・G・ブルックス氏は、米外交専門誌「フォーリン・アフェアーズ」への寄稿で、アメリカは中共よりもはるかに大きな潜在的経済力を持っていると指摘した。

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