2026年7月16日、香港の作家・顏純鈎氏は文章を発表し、中国共産党(中共)の最高指導者である習近平が中国経済の情勢判断を誤り、行き詰まりに陥り、最終的にはすべてを失うような敗北に至ったと論じた。写真は中南海・紫光閣の資料映像(動画のスクリーンショット)。

習近平の誤算 中国経済は行き詰まりか 国進民退と失速の実態

7月16日、香港の作家・顏純鈎氏は文章を発表し、ある経済学者が中国経済の行き詰まりの核心を指摘したと紹介し、習近平が情勢判断を誤り、袋小路に陥り、すべてを失うほどの敗北に至ったと指摘した。

中国共産党内の経済学者・李稻葵は7月11日、ある経済討論会で、中国経済はすでに3年連続で「全体として低迷」していると指摘し、二つの重要な指標に言及した。一つは失業率で、実際には10.2%に達しているとされ(この数値は公式発表の約2倍に相当する)、社会の安定に深刻な影響を及ぼす。

もう一つは固定資産投資で、異例のマイナス成長となっている点である。今年1~5月、の累計固定資産投資は4.1%減少し、民間投資および製造業投資もいずれもマイナスとなった。このような状況は、1961年および1967年の文化大革命期にしか見られなかった。

▶ 続きを読む
関連記事
AI業界が求める法規制の裏には、過去の巨大産業と同様に市場を寡占化し参入障壁を築く思惑が潜む。真の危機はSF的破滅ではなく「人間の知性や教育の崩壊」であり、法規ではなく現場での向き合い方が問われている
「世界を一つに」という甘い理想は、いかにして支配や画一化へと変質するのか。「八紘一宇」の光と影、そして現代のグローバリズムがもたらす同質化の脅威を鋭く突く。日本の針路を問い直す、必読の論考
曾祖父から譲り受けた米国債の思い出を機に、難解な現代金融システムの真実に迫るエッセイ。国債やレポ市場、銀行の信用創造、ドルの価値が薄まる本質を、実体経済と市民の視点から平易に解き明かし、財政のあり方を問う
ポルノやゲームなどのテクノロジーが手軽な「報酬」を与え、若者が大人の男になるための成長の原動力を奪っている。仮想空間の安楽さから抜け出し、現実の困難や責任に立ち向かう勇気を持つよう呼びかける力強い論考
最先端の農業技術とは、新たな機械ではなく自然の摂理そのものである。最新研究をもとに、土壌の炭素貯蔵と豊かな生態系を回復させ、収益性と地球環境の再生を両立する「再生型農業」の真価を問い直す一編