EU対中貿易赤字が急拡大 輸入制限・関税強化の可能性と10月期限
最新のデータで、EU=欧州連合と中国の間の貿易赤字が大幅に拡大していることが分かった。これを受けてEUは、中国からの低価格商品の流入に対応し、貿易赤字の縮小を図るため、緊急措置の導入を示唆している。
EUの首席貿易執行官、デニス・レドネット氏は7月14日、欧州議会の貿易委員会で、欧州委員会はすでに緊急措置の導入に向けた準備を進めていると述べた。
そのうえでレドネット氏は、10月の期限までにEUと中国が貿易不均衡の是正に向けて実質的な進展を得られない場合、EUとして中国からの低価格商品の流入に対応するため、単独で貿易防衛措置を講じると説明した。
関連記事
フランスの血液保管施設がサイバー攻撃を受け、冷凍庫の設定温度が最高110度に改ざんされた疑いが浮上。血液製剤に被害はなかった。欧州各国でも冷蔵・冷凍設備へのハッキング被害が報告されている
英国議会の委員会が、中国製コネクテッドカーやIoT機器の安全保障リスクを警告。中共による情報収集や遠隔操作を懸念し、重要インフラへの導入制限を提言した。英国の大学と中共軍関連機関の共同研究にも警鐘
欧州7か国でスーパーの冷蔵・冷凍設備を狙ったサイバー攻撃が相次いでいる。ハッカーが設定温度を最高50度に変更し、大量の食品が傷んで廃棄された。フランスでは最大700店舗が被害を受けた。各国当局が調査している
10月31日、ドイツやフランス、スイスなど欧州各地で物価高や教育問題、緊縮財政に抗議する大規模デモが発生。一部では暴動に発展し、店舗の略奪や警察との衝突が起きた。過激派の関与も指摘されている
欧州が再び不穏な状況になっている。10月30日、イタリア各地で大規模な抗議活動が発生した。フランスとドイツでも、市民が10月31日に街頭デモを行う準備を進めている。ドイツの当局者は、フランスの混乱がドイツでも繰り返される可能性を懸念している。