インド太平洋戦略シンクタンク執行長の矢板明夫氏は、2026年7月6日、台中で中国人の男・廖港発に殴られ、顔にけがを負った。警察は同日午後4時ごろ、台中国際空港で出国しようとしていた廖港発をその場で取り押さえ、逮捕した。その後、台中市警察局第六分局に連行し、事情聴取を行った。(市民提供/中央社)

矢板明夫氏が台湾で襲撃 中共の越境暴力と言論弾圧に警鐘

台湾・台中で矢板明夫氏が襲撃され負傷。容疑者は犯行後に出国を図るも逮捕された。越境的関与の可能性や香港との共通点が指摘され、言論の自由への影響に懸念が広がっている。

前産経新聞台北支局長で、インド太平洋戦略シンクタンク執行長の矢板明夫氏は7月6日、台中市での講演後に襲撃を受け、負傷した。9日には、台湾の民間団体・信民協会が開いた記者会見に出席し、「今回攻撃を受けたのは自分だが、今後は誰にでも起こり得る」と述べた。

記者会見は「中共の越境暴力を非難し、矢板明夫氏を支援する」として開催されたもので、矢板氏は冒頭、「関心を寄せている人々や、見舞いの言葉を寄せた人々に感謝する」と述べた。また、けがは回復に向かっているとし、心配をかけたことを詫びた。

▶ 続きを読む
関連記事
・最大の脅威は「内部の分断」 ・浸透工作への警戒が急務 ・結束こそ最大の防衛力
オランダ海軍フリゲート「デ・ロイテル」が台湾海峡を通過。中国側は追跡・監視を実施し反発。一方オランダは航行の自由作戦として国際法に基づく行動と強調した
ホン・カオ米海軍長官代行は、トランプ政権がイラン紛争向けの兵器を優先するため、台湾への大規模な武器パッケージを延期していると述べた
米軍の対イラン軍事行動「エピック・フューリー」が中東を激震させている。圧倒的な火力と斬首作戦による「戦略的麻痺」の衝撃は、台湾侵攻を伺う中共への強力な警告となった。変貌する台湾海峡シナリオの最前線を追う