2025年6月16日、中国・北京のショッピングモール内に掲げられた日本の小売ブランド「ユニクロ(Uniqlo)」の看板の前を歩く男性。(Pedro /AFP via Getty Images)

ファーストリテイリング サプライヤーの人権監視を強化

欧州が今後2〜3年以内に企業の人権デューデリジェンス規制を強化することを受け、カジュアルウェアチェーンのユニクロの親会社であるファーストリテイリングは、サプライチェーンにおける人権問題の監視体制をさらに強化している。

日経新聞の報道によると、ファーストリテイリングは毎年、第三者監査機関を通じて取引工場に対し、衛生・安全・賃金・労働時間など行動規範全般にわたる包括的な監査を実施しており、一次サプライヤーの全縫製工場および主要な二次サプライヤーも監査の対象となっている。

第三者機関が監査や現地調査を行う際は、欧米の衣料品企業の基準に準拠した業界標準を用い、サプライヤーに強制労働や児童労働などの人権侵害がないかを検査するのが通例である。現在、ファーストリテイリングは国ごとに専門の監査基準を策定しており、今年5月末時点でこれらの基準が世界700超の工場に導入されている。

▶ 続きを読む
関連記事
デジタル教科書を法的な「教科書」として位置づける改正法が成立した。2030年度以降、動画や音声を紙と組み合わせる教材の導入が見込まれる。課題は端末環境と効果的な授業活用だ
AIは人間の思考をどこまで代替できるのか。実はこの問いに通じる問題を、プラトンは2千年前、「文字」をめぐって考えていた。技術が進歩するほど、人間に残すべきものは何なのか。AI時代をプラトンから考える
2026年1~8月に判明した米作農業の休廃業・解散と倒産は計32件となった。2025年度は米価上昇を背景に増益や黒字となる事業者が増えた一方、生産現場からの撤退は高水準で推移している。
テスラがCybercab向けに希土類を使用しない新型モーターを発表した。中国に加工・精製が集中する希土類の供給網をめぐる懸念が高まるなか、EV業界への影響が注目されている
カンボジアでの臓器移植を有償であっせんしたとされる事件で、警視庁は9月4日、移植希望者の検査や紹介状の作成を通じてあっせんを手助けしたとして、大阪府豊中市に住む男性医師を臓器移植法違反の疑いで書類送検した。医師は患者から検査料を受け取ったほか、あっせんしたとされる元NPO法人理事から計約300万円を受領していたという。複数のメディアが報じた。