2026年4月15日、東京の首相官邸に到着し、記者会見に出席する日本の高市早苗首相(Philip Fong/POOL/AFP via Getty Images)

日・マレーシア首脳会談 中東情勢緊迫で高まるマラッカ海峡の重要性と両国の連携強化

高市早苗首相は10日、実務訪問賓客として訪日中のアンワル・イブラヒム・マレーシア首相と首脳会談を行い、共同声明を発出した。会談では、「包括的・戦略的パートナーシップ」の下で幅広い分野の進展を確認し、中東情勢の緊迫化がアジアのシーレーンに及ぼす影響を踏まえ、安全保障やエネルギー分野での連携強化を打ち出した。

中東では現在、米国とイランの間で武力攻撃を伴う深刻な軍事衝突が発生しており、エネルギー輸送の要衝であるホルムズ海峡の情勢が極めて緊迫している。海峡封鎖リスクの高まりは、年間約10万隻が通過するマラッカ海峡の動向にも直接的な影響を与えている。

マラッカ海峡の海上輸送が滞るリスクを回避するため、タイでは同海峡を迂回する陸上輸送路「ランドブリッジ」構想が再び注目を集めている。

▶ 続きを読む
関連記事
高市早苗首相とインドのモディ首相は、エネルギー、技術、防衛分野での協力を強化することで一致したと表明した。アジアの二大国は、中国への経済的依存を減らし、より強靭なサプライチェーンを構築しようとしている
7月2日、インドの首都デリーで、日本の高市早苗首相とインドのナレンドラ・モディ首相による日印首脳会談が行われた […]
高市総理はインドを訪問し、経済安保や投資連携の強化を協議する。モディ首相との会談や経済フォーラムを通じ、戦略的利益を共有。中国の威圧を念頭に「自由で開かれたインド太平洋」の実現を目指す
激動の中東情勢やサプライチェーンの危機に対し、高市総理がG7サミットで共同備蓄連携を提案し合意を形成。英仏独伊やトランプ米大統領、欧州の「準同盟国」との多層的な連携で挑む高市外交の全貌を解説
高市首相が仏紙『ル・フィガロ』に寄稿。G7エヴィアン・サミットに際し、中東情勢を受けたエネルギー安保対策や、AI時代に対応する新FOIPでの日仏連携、宇宙等の産業協力を強化する決意を示した