東京のオフィス街 イメージ画(Shutterstock)

日本のオフィス賃料はどう減価するのか? 最新データで迫る経年減価とリノベーションの効果

日本銀行および株式会社ザイマックス総研の研究者らは、日本のオフィス賃料の経年減価とリノベーションの効果に関するワーキングペーパーを発表した。本研究は、日本銀行が毎月作成・公表している「企業向けサービス価格指数(SPPI)」の「事務所賃貸」において、正確な品質調整を行うことを目的として実施されたものである。

従来、日本銀行が利用してきた減価率のパラメータは2007年のデータに依拠していたが、近年の不動産価格の上昇や技術革新、コロナ禍といった外部環境の変化を反映するため、最新のデータセットを用いた大規模な実証分析が行われた。

本研究では、ザイマックスグループが保有する大規模なオフィス賃料・属性データセットを活用している。対象データは、2000年から2024年の間に成約した東京23区および大阪市に所在する物件の取引価格ベースの新規契約賃料であり、観測数は80,057件に上る。

▶ 続きを読む
関連記事
厚生労働省が10月7日に公表した「毎月勤労統計調査」の2026年8月分結果速報によると、物価変動の影響を除いた1人当たりの実質賃金は、消費者物価指数(総合)を基準にすると前年同月比1.9%増となり、9か月連続で前年を上回った
原油価格の上昇やインフレ懸念を背景に世界的な債券安が進むなか、日本国債の利回り上昇は主要7か国(G7)の中で最も小幅にとどまった。日本は国内総生産(GDP)比で200%を超える政府債務を抱える一方、政府が保有する金融資産を差し引いた純債務は粗債務を大きく下回った。
日本銀行は金融政策決定会合で、政策金利を1.25%に引き上げることを決めた。1.25%は1995年以来、31年ぶりの高水準となる。利上げは前回から3か月ぶりで、これまでよりもペースを速めて利上げに動いた形となった。
総務省は2026年8月の全国消費者物価指数(2025年=100)を発表した。価格変動の大きい生鮮食品を除く総合指数(コアCPI)は102.0となり、前年同月比1.7%上昇した。
サウジ東西原油パイプラインが無人機攻撃で停止。赤澤経産相は、約200日分の官民備蓄と米国・UAEからの代替調達により必要な原油量は確保できると説明した。一方、中東情勢の不透明感で価格上昇が懸念される