2022年5月11日、キーウ西方のザヴァリウカ村において、ウクライナの法医学専門家が冷蔵列車の車両内でロシア軍兵士の遺体を検視している。当時、ウクライナ側は230体以上のロシア軍遺体を収容・保管しており、その多くはキーウ周辺で発見された。(Sergei Supinsky/AFP)

英情報機関 ロシア軍戦死50万人に迫る ウクライナ戦争で損耗拡大と後退兆候

イギリス情報機関GCHQは、ロシア軍の戦死者数が50万人に迫るとの分析を公表した。戦場では損耗が補充を上回り、東部戦線で後退の兆候も見られる。長期化するウクライナ戦争の実態と影響を整理する。

イギリス政府通信本部(GCHQ)の長官キーストバトラー氏はこのほど、ロシアが2022年にウクライナへの全面侵攻を開始して以降、ロシア軍の戦死者数が50万人に迫っていると述べた。戦場においてロシア側が甚大な損失を被っていることを示すものだと指摘した。

キーストバトラー長官は5月27日、英ブレッチリー・パークで就任後初の公開年次講演を行った。最新の情報に基づけば、ロシア軍の戦死者数は「50万人に迫っている」との認識を示した。具体的な数値は明らかにしなかったが、高い損耗が続いている現状は、モスクワがウクライナ東部で攻勢を維持するために大きな代償を払っていることを反映していると述べた。

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