福建省でヤマモモが違法な甘味料と保存料を混ぜた薬液に浸してから出荷されることが波紋(新唐人)

ヤマモモ薬液漬け問題 業界慣行と中共の対応に批判

福建省漳州市はヤマモモの産地として知られ、地元農家を支える主要産業となっている。しかし最近、「薬液漬けヤマモモ」問題が発覚し、地元のヤマモモ産業は深刻な打撃を受けている。中国共産党(中共)警察は5月20日、5人を刑事拘留し、問題のヤマモモ540キロを回収したと発表したが、根本的な問題は解決していない。現在、地元産のヤマモモは買い手がつかず、果樹農家は大きな損失を被っている。

あるネットユーザーは「良いものは輸出して、薬液に漬けたものを自国民に食べさせる。これはどういう理屈なのか」と批判した。

中国メディアによると、漳州市竜海区の浮宮鎮と白水鎮という二大ヤマモモ産地では薬液に浸して出荷することが、すでに業界の暗黙の慣行になっていたという。

あるヤマモモの卸売所では、作業員がかごごとのヤマモモを薬液に浸していた。衛生管理や添加物の使用量管理は、ほとんど行っていなかった。

記者は「最初に訪れた業者は、薬液に甘味料を加え、ヤマモモがより甘く感じられるようにしていると話した」と述べた。

2軒目の卸売所では、ヤマモモを漬けるための添加物が見つかった。一つは鮮度保持に使われる「デヒドロ酢酸ナトリウム」、もう一つは「ショ糖の8千倍の甘さ」と表示された複合甘味料だった。

白水鎮にある十数か所のヤマモモ買い取り所では、いずれも添加物の違法使用を確認した。各業者から全国に出荷されるヤマモモは、1日あたり500キロ以上に上り、最盛期には2500キロを超える。

ネット上では、取締当局は以前から薬液漬けの実態を知っていたはずだとの声も上がっている。今回の問題について、果樹農家、業者、行政当局のいずれにも責任があるとの批判が広がっている。

ネットユーザーから、「栽培農家が、買い取り業者が持ち帰った後に添加物を加えることを知らなかったとは思えない。知っていたのなら、なぜ業者をそこまで放置してきたのか」「なぜ今まで誰も取り締まらなかったのか」と非難する声が上がっている。

この問題を受け、各地で福建産ヤマモモの販売を取りやめる動きが相次いでいる。ネット上には、漳州で熟したヤマモモが売れ残っている様子の動画を多数投稿している。

あるネットユーザーは「ヤマモモが山積みになっているのに、誰も買わない。なぜかって? 命に関わるからだ」と話した。

漳州のヤマモモ産業は、出荷・販売の流れが止まり、経済的損失は甚大だ。

ヤマモモ農家とされるネットユーザーは「私たち果樹農家は大打撃だ。浮宮鎮のヤマモモは、木になったまま出荷できない状態だ」と嘆いた。

別のネットユーザーは「竜海全体の経済損失は非常に大きい。少なくとも数十億元規模になるだろう」と語った。

また、問題はヤマモモに限らないとの指摘もある。レンコン、キュウリ、スイカなども薬液に浸しているとする声があり、中国の食品の安全性に対する不安が改めて広がっている。

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