ホルムズ海峡を迂回 サウジ企業がトラック輸送網を構築
イラン情勢の緊迫化を受け、ホルムズ海峡を迂回し、アラビア砂漠を横断する陸上輸送網の整備が急速に進んでいる。
ウォール・ストリート・ジャーナルによると、かつて荷を積んだラクダの隊商は、アラビア商業の生命線だった。いま、その陸上輸送ルートが再び存在感を増している。ホルムズ海峡の航行に支障が出て、ペルシャ湾地域の生産業者や輸出業者が代替ルートの確保を迫られるなか、サウジアラビアの国有鉱業会社マーデン(Maaden)は、肥料を紅海の港へ運ぶため、トラック輸送業者を急きょ動員した。
マーデンのボブ・ウィルト最高経営責任者(CEO)は、紅海沿岸の港に幹部を派遣し、2週間で鉄道会社やトラック業者との調整を進め、サウジアラビアを横断する輸送網を構築したと述べた。同社が確保したトラックは当初の600台から3500台に増え、各車両には運転手2人が乗り込み、交代で運転している。多くの車両は24時間体制で、ペルシャ湾と紅海の間を往復しているという。
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