ナフサ不足で白黒になったポテトチップスの包材(動画のスクリーンショット)

ポテトチップス包装白黒化が映すナフサ供給網のひずみ 総量確保でも解消しない「目詰まり」

中東情勢の緊迫化とホルムズ海峡封鎖への懸念を背景に、日本国内でナフサ関連製品の供給不安が具体的な形で表面化している。カルビー社の「ポテトチップス」など14商品にパッケージが白黒になる影響もでており、農林水産省が同社へのヒアリングを実施するなど、影響が広がっている。

ポテトチップスの包装に使用される印刷インクや溶剤は、原油から精製されるナフサを原料とする。こうした中、日本のナフサ供給は「総量としては確保されているが、必要な現場に十分届いていない」という構造的課題に直面している。

政府は全体量の確保を強調している。高市早苗首相は5月12日のX(旧Twitter)への投稿で、中東に加え、米国、中南米、アジア太平洋地域などへの調達先多角化が進展していると説明。ホルムズ海峡を通過しない代替調達について「5月は約6割、6月には約7割以上の目途が立った」と報告した。

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