バードウォッチング:多幸感をもたらし、不安を和らげる趣味
デボン・ポープさんが自宅の窓の外にとまっている鮮やかなオレンジと黒の鳥を初めて見たとき、最初に思ったのは、誰かのエキゾチックなペットがミシガン州の自宅の裏庭に逃げ出したのではないかということでした。その鳥はあまりにも鮮やかで印象的で、野生の鳥とは思えなかったのです。調べてみると、それはボルチモアムクドリモドキ(北米に生息する渡り鳥の一種)であり、自分が生まれてから毎年春になると自宅のそばを通過していたにもかかわらず、一度も気づいたことがなかった鳥だと分かりました。
この思い違いをきっかけに、ポープさんはバードウォッチングに夢中になり、さらにそれが強力なセラピーの一形態であることも明らかになりました。鳥を見るというシンプルな趣味は、好奇心やマインドフルネス、そして社会的なつながりを促します。また、身体の動きを改善し、不安やうつを軽減し、受動的に自然に触れるだけでは得られない形で、心を現在に集中させる効果があります。
鳥の種類を特定しようとしたり、鳴き声に耳を傾けたり、ただ観察を楽しんだりする場合でも、バードウォッチングには集中力が求められます。つまり、自分の悩みから意識を切り離すことができるのですと、ノースカロライナ州立大学の教授ニルス・ピーターソン氏はエポックタイムズに語っています。
関連記事
抗うつ薬を長く飲み続けることには、どんな利点とリスクがあるのでしょうか。再発と離脱症状の違いや、治療を続けるか判断する際に大切な視点を紹介します
「最近うちの子、様子がおかしい」と感じたことはありませんか?思春期の変化と心の不調のサインは見分けにくいもの。米国の専門家が教える、見逃してはいけない警告サインと子どもとの向き合い方を紹介します
雨音を聞くと、なぜか心が落ち着く。その理由は脳の働きや匂いの記憶にあるかもしれません。雨がもたらす意外な癒やしの効果を紹介します
スマホ依存から抜け出すカギは「自分で目標を決めること」にあった?強制されるより自発的な制限のほうが、使用時間を1日平均49分も減らせるという最新研究が話題です。ストレスなく画面から離れ、心のゆとりを取り戻すデジタルデトックスのコツ
なぜSNSの「いいね」から離れられなくなるのか? プリンストン大などの研究で、抑うつ傾向のある人ほど即時的な数字の評価や、ギャンブルのような報酬に惹かれやすい実態が判明。現代人が陥りやすいネット依存のカラクリと、抜け出す処方箋に迫る必読記事。