日本の外相として42年ぶりのザンビア訪問 重要鉱物の安定供給と経済関係強化へ
現地時間2026年4月30日、茂木敏充外務大臣はザンビア共和国を訪問し、ムランボ・ハマクニ・ハインベ外務・国際協力大臣と外相会談およびワーキング・ランチを実施した。日本の外務大臣による同国への訪問は、1984年の安倍晋太郎外相以来、実に42年ぶりとなる歴史的な訪問である。
アフリカ南部に位置するザンビアは、世界第11位の生産量を誇る高品質な銅やコバルトなど、様々な重要鉱物を豊富に有している。経済安全保障の重要性が高まる中、日本にとってザンビアは極めて重要な戦略的パートナー国である。
会談の冒頭でハインベ大臣が茂木大臣の訪問に歓迎の意を示し、これまでのナカラ回廊(※モザンビークのナカラ港からザンビア等の内陸国へと繋がる重要な物流ルート)等への支援に対する謝意と、日本企業による投資を通じた互恵的な経済発展への期待を述べた。これに対し茂木大臣は、日本による鉱業分野での人材育成や環境対策支援、ナカラ回廊開発における包括的協力について言及した。また、日本の国会で審議中である「日・ザンビア投資協定」に触れながら、日本企業の進出を積極的に後押しし、重要鉱物分野を含む経済関係や企業間協力をさらに強化していく意向を示した。結果として両大臣は、経済関係の強化に向けて協力し、日・ザンビア政策対話の実施や地方間連携、文化交流など、各層での対話と交流を推進していくことで一致した。
関連記事
小泉防衛相は29日、フィリピンで開かれた第13回拡大ASEAN国防相会議(ADMMプラス)への出席後、記者団の取材に対し、中国共産党の国防部長・董軍との会談が実現しなかったことについて「残念に思っている」と語った
ドイツのメルツ首相が、中国共産党(中共)に対し、台湾海峡で武力を行使してはならないと警告した。28日、日本を訪問したメルツ氏は高市早苗首相と会談し、中共がもたらす安全保障上の脅威に共同で対応するため、軍事協力を強化することを決めた。
日本とフィンランド両政府は10月26日、防衛装備品や技術の共同研究・開発・生産を促進するため、「防衛装備品及び技術の移転に関する協定」に署名した。両国間で移転する装備品や技術の適正な管理に関する法的枠組みを整備し、安全保障・防衛協力の強化につなげる。
中共外交部の郭嘉昆報道官は26日の記者会見で、福田康夫元首相の逝去に哀悼の意を示す一方、福田氏が日中間の政治文書を重視していたことを引き合いに、「日本の現政権を担う者たちは、自らを省みるべきだ」と注文をつけた
外務省の中村仁威欧州局長は14日、ロシアのニコライ・ノズドレフ駐日大使を外務省に呼び出し、ロシア連邦保安庁(FSB)によるサハリン州での日本人拘束と、中国黒竜江省の政府関係者らによる北方領土・択捉島への訪問について申し入れを行った