アメリカが金融斬首作戦を始動 中国共産党へ「ドル封鎖」
過去数十年にわたり、中国共産党(CCP)は一種の「幻想」を抱いてきた。それは、ドル主導の国際金融システムを自国の成長に利用しながら、同時にそのシステムを内部から崩壊させる武器を磨くという身勝手なものだった。 しかし、そうしたいいとこ取りの「ただ乗り」の時代はもう終わりだ。
トランプ政権は、単なる貿易赤字の是正という次元を超え、敵の急所を突く「金融の斬首作戦」へと戦略を転換した。「オペレーション・エコノミック・フューリー(経済の猛威作戦)」を通じ、米国は今、中国共産党の世界進出を支える資金源——すなわち国家と直結した巨大銀行——を包囲し、その息の根を止めようとしている。
今回の対立激化の引き金となったのは、世界を不安定化させている独裁政権に対し、中国共産党が「最大の資金源」として機能している事実である。「オペレーション・エピック・フューリー(壮絶な怒り作戦)」が物理的な軍事力を行使してイラン政権の核能力と指導部を減退させる一方で、オペレーション・エコノミック・フューリーは、核開発の野心やジハード主義の代理戦争を可能にしている金融チャネルを叩く。
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