令和8年4月15日、高市総理は、総理大臣官邸でポーランド共和国のドナルド・トゥスク首相と首脳会談を行った(出典:首相官邸ウェブサイト)

日・ポーランド首脳会談 「包括的・戦略的パートナーシップ」に関係格上げ

2026年4月15日、高市総理大臣は、訪日中のポーランド共和国のドナルド・トゥスク首相と東京の総理大臣官邸で首脳会談を行った。会談後、両首脳は共同記者発表を行い、二国間関係の深化や国際安全保障情勢の複雑化を受け、両国の関係をこれまでの「戦略的パートナーシップ」から「包括的・戦略的パートナーシップ」へと格上げする共同声明を発表した。

今回の会談および共同声明における主な成果として、トゥスク首相の訪日に合わせ、3つの重要文書への署名が行われた。具体的には、「日・ポーランド社会保障協定及び行政取決め」、「農業分野における協力覚書」、そして「POLSA-JAXA間の潜在的民生宇宙協力に関する共同声明」である。また、安全保障分野においては、情報保護の枠組み策定(情報保護協定)に向けた議論を開始したことが歓迎され、外務・防衛当局間協議を開催することでも一致した。経済分野では、約400社の日系企業がポーランドで活動している実績を踏まえ、AIやバイオテクノロジーといった先端技術やインフラ分野での協力、強靱なサプライチェーンの構築など経済安全保障面での連携強化が確認された。

国際情勢に関しては、ロシアによるウクライナ侵略を強く非難し、ウクライナの復旧・復興に向けた緊密な協力が表明された。ポーランドはウクライナ復興の重要な拠点であり、日本企業とポーランド企業の連携を両国で支援していく方針である。

▶ 続きを読む
関連記事
米国務省のルビオ長官は8月18日、国際刑事裁判所(ICC、本部オランダ・ハーグ)の赤根智子所長と、セネガル出身のICC上級公判弁護士アブドゥライ・セイ氏の2人を制裁対象に指定したと発表した。
ロシアのプーチン大統領が8月13日、北方領土の択捉島を訪問した。高市早苗首相は同日、総理公邸で記者団の取材に応じ、今回の訪問は日本の立場と相いれないとして、ロシア側に強く抗議した
高市首相はイラン大統領との電話会談で、ホルムズ海峡の追加負担のない自由で安全な航行を要請した。紅海の安全も懸念し、軍事的緊張の緩和と外交による早期沈静化を求めた
ロシアのプーチン大統領が北方領土の択捉島を訪問したことを受け、茂木外相は、ロシア側に強く抗議するメッセージを発表した。プーチン氏は12日、北方領土を含むクリル諸島についてロシア領として確定していると主張している。
茂木外相は8月5日、パナマのムリーノ大統領と会談し、パナマ運河の安全で安定的な利用や機能強化で協力する方針を確認した。都市交通や廃棄物処理、AI分野での連携も進める