制裁対象の中国タンカー 海峡通過を試みて引き返す 米中央軍「封鎖突破ゼロ」
制裁対象となっている中国のタンカー1隻が14日、ホルムズ海峡を通過して離脱しようとしたが、引き返してペルシャ湾内に戻った。このタンカーはかつてイランの石油に対する米国の制裁を複数回にわたって回避した前歴を持つ。
ウォール・ストリート・ジャーナルの報道によると、問題の船舶は「Rich Starry」と呼ばれるタンカーで、マラウイの偽造国旗を掲揚していた。船舶追跡会社Kplerのデータによれば、米国がイランの港湾に出入りする船舶への封鎖を開始した翌日、「Rich Starry」はホルムズ海峡の通過を試みた際に進路を反転させた。
船舶追跡データはこの船がアラブ首長国連邦(UAE)の海域からホルムズ海峡の外側へ向けて航行していたことを示している。一方、タンカー追跡サイト「TankerTrackers.com」の共同創設者サミール・マダニ氏は、「Rich Starry」にはイランの港湾に停泊して石油製品を積載する際に虚偽の信号を発信してきた一貫した前歴があると述べた。
関連記事
世界の原油在庫が数年ぶりの低水準にある脆弱な局面において、世界経済は「エネルギーの喉元を締められる」厳しい試練に直面している。ただし同時に、これについて楽観的な分析を示す専門家もいる。
米国とサウジアラビアが30年間にわたる民生用原子力協力協定に正式に署名した。同協定は同国のエネルギー転換にとって極めて重要視されている。その一方で中東地域全体で危険な核軍拡競争を引き起こすと懸念の声も上がる
イラン大統領府向けの機密報告書で、国民の政府への怒りや政権不信が深刻化していることが明らかになった。80%超が食料不足に直面し、専門家は新たな抗議の可能性を指摘している
米エネルギー大手シェブロンが、イラクの油田への投資とシリア経由のパイプライン建設を検討している
米軍が来週にも、イランのエネルギー施設や発電所への空爆に踏み切る可能性があると報じられた。一方、トランプ氏は、イラン側が米国に接触し、合意を求めてきたと説明。さらに、米国人1人が釈放されたことも明らかにした