4月8日、山梨県富士吉田市の新倉山浅間公園で、満開の桜の前で写真撮影をする観光客 (Tomohiro Ohsumi/Getty Images)

富士山麓で桜満開 オーバーツーリズムに悩む富士吉田市

雪を頂いた富士山が赤い五重塔の背後にそびえ、その手前には、一面に広がるピンクの桜を写真に収めようと大勢の人々が集まる。毎年春になると、この光景がSNSで広く拡散される。

今年も、この絶景を自分の手で撮影したいと願う観光客が、富士山のふもとにある静かな町、富士吉田市に押し寄せた。しかし、地元では苦情が相次いだ。交通渋滞やごみのポイ捨てが後を絶たない。一部の外国人観光客が私有住宅のドアをたたいてトイレを借りようとしたり、住民の庭先で排泄する事例まであったという。

こうした状況の悪化を受け、富士吉田市は2月、今年の恒例の桜まつりを中止すると発表した。この催しは10年前、観光振興を目的に始まったものだった。しかし、観光客の増加は同時にオーバーツーリズムも招き、自治体は対応に追われる事態となった。

▶ 続きを読む
関連記事
一時は時速2万5千マイル(約4万km)に達した宇宙船オリオンは、わずか時速20マイル(約32km)で海面へと降下した。乗組員4名全員の健康状態は極めて良好と報告されている
4月9日午後、大手ガラスメーカーで調査役を務めていた真鍋恒夫氏が、東京・新宿文化センターで行われた神韻新紀元芸 […]
政府は10日、ゲノム編集技術で遺伝情報を書き換えたヒトの受精卵や生殖細胞を子宮に移植することを禁止する法案を閣議決定した。成立すれば、国内で罰則付きの法的規制が設けられるのは初めてとなる。
2026年4月、アルテミス2号が人類史上最遠の宇宙へ到達。アポロ13号の記録を56年ぶりに塗り替え、有人での月周回や日食観測を完遂した。宇宙から届いた感動のメッセージとともに、歴史的ミッションを振り返る