2026年4月7日、東京・国会の参院予算委員会で、中東情勢についての質問に答える茂木敏充外相 (Photo by Kazuhiro NOGI / AFP via Getty Images)

2026年度 外交青書 中国共産党政府との関係を正式に格下げ

4月10日、日本は中国共産党に対する外交上の位置付けを正式に格下げした。外務省は同日、2026年版『外交青書』を公表し、日中関係の表現を「最も重要な二国間関係の一つ」から「重要な隣国」へと改めた。

台湾問題が主要な摩擦点となっている。高市早苗氏が昨年11月、「台湾有事」の際に日本が法的根拠に基づき出兵する可能性に言及したことで、中国共産党側が強く反発した。

中国共産党による近年の強硬姿勢としては、昨年12月に中国軍戦闘機が2度にわたり航空自衛隊機に火器管制レーダーを照射したほか、中国外交官がSNS上で日本の首相を公然と威圧し、日本向けの渡航警告の発出や貿易規制の実施なども相次いでいる。

▶ 続きを読む
関連記事
茂木外務大臣はインドを訪問し、日本、米国、オーストラリア、インドの4か国による日米豪印(QUAD)外相会合に出席した。
第11回NPT運用検討会議は成果文書不採択で閉会。茂木外務大臣は遺憾を示しつつ、NPTの重要性を再確認したと評価。日本主導の「軍縮・不拡散教育共同ステートメント」が過去最多116か国の賛同を得た成果も強調した
日・ラオス外相会談が開催。中国共産党の「一帯一路」による過度な債務依存に苦しむラオスに対し、日本は「自律性・強靱性」の強化を支援。高市総理が掲げる「パワー・アジア」を通じ、中共の脅威を防御する
22日に行われた、茂木外務大臣とイラン・アラグチ外相による電話会談では、ホルムズ海峡を含む事態の早期沈静化や米国との協議再開のほか、船舶の安全航行、邦人保護について話された
「我々に時間的猶予はない」。グラス駐日米大使は、高市首相の公約実現を支援する自民党有志の勉強会「国力研究会」の初会合で講演し、防衛や経済安保における日米協力を即座に「ターボチャージ」すべく、米国の「トランプ・タイム」と日本の「高市タイム」というかつてないスピード感で、今すぐ大胆な決断を下すよう求めた